電卓の計算記録

とある大学生の何気ない日常

天てれ2009の夏イベは10年経った今のほうが胸に刺さる。

(この記事は旧ブログに投稿した記事を再構成し転載したものです。)

 

みなさんどうもこんにちは、でんたくです。
2019年2月、NHKEテレの「お願い編集長」にて 2009年放送の「ETV50天才てれびくんMAX Dreaming 〜時空をこえる希望の歌〜」が再放送されました。
私は放送当時9歳だったのですが、この夏イベの記憶は未だに残っています。
そして約10年経った今、私が再び視聴し思ったこと感じたこと書いていきます。

あらすじ

舞台は2009年の現在世界と、150年後の未来世界――――
未来世界の子どもたちは、自由に“将来の夢”を持つことが禁止されていた。
『夢を追いかけたところで、結局は失敗に終わって苦しむだけ。
ならば、はじめから夢をもたない方が幸せだ』という世界。
こんな世界を作り出したのが、悪の政府軍。スーパーコンピューター“ゼロ”を使って、
子どもたちの日常生活から将来の職業まで、徹底的に管理していた。
しかし、その本当の目的は、夢を持たない従順な人間社会を作り出すことだったのだ。
そんな未来世界を変えようと、政府軍と戦っていた反乱軍のリーダーは、
ある時、現在世界のてれび戦士たちに助けを求める。
未来世界にやってきたてれび戦士たちは、果たして、反乱軍と協力して政府軍と“ゼロ”を
打ち倒し、子どもたちが自由に夢を持てる世界を取り戻すことができるのか!?

引用元 https://columbia.jp/prod-info/COBC-4898/

物語のテーマ

子供向けで「夢」をテーマにすることはよくあるものですが、今思えば「夢」をテーマにしたものって子供の時より大人になってからのほうが心に刺さるんじゃないのかと思います。
特に夢を諦めた若しくは諦めかけている大人の心を貫く。
正直言って筆者である私もその中の一人、ですね…。  
子供の時はどんな弊害も考えず好きに夢を描いていましたが、時が経てば経つほど経験による知識や立場、環境でその夢を諦めざるを得ないことが出てきます。
そんな中、子供たちに「夢」を語られるとなかなか考えさせられるものがあります。
それはプラスな面においても、マイナスな面においても、ですね。
あの時自分はちゃんと夢を持てていたのだろうか、今の自分はどうであろうか…。
…なんか辛気臭くなっちゃいましたね…。

出演者から伝わる夢

 今作は2009年度のてれび戦士、2009年度MCの照英さん西山茉希さんにしおかすみこさん、そして今回はETV50周年記念ということで、元てれび戦士前田公輝さん中田あすみさん大沢あかねさんが特別ゲスト出演しています。

まずはゲスト出演の3人の事について。
中田あすみさんは1998年~2001年度在籍、大沢あかねさんは1999年度在籍、前田公輝さんは2003年~2005年度在籍となっています。
そして今回、前田公輝さんは反乱軍から助けを呼ばれ、過去からやってきた元てれび戦士として、中田あすみさんと大沢あかねさんは現在のてれび戦士から助けを呼ばれた元てれび戦士として出演しています。
この3人の元てれび戦士は、今芸能界で活躍している、てれび戦士から見ればいわば憧れの先輩ですね。
てれび戦士って本当に大変だと思います。
歌やダンスもあれば、ドラマもある。更にはロケもあるしイベントも。
芸能界で必要な要素を一つの番組でやっていく。まさに子役育成番組。
そんなてれび戦士の経験を経て活躍している先輩戦士。
てれび戦士の苦労はてれび戦士にしかわからない。
先輩後輩の共演が私の胸に突き刺さりましたね…。

「私達は卒業戦士。今の戦士が、人助けをしないとダメ」

というセリフ、先輩が後輩の背中を押すようで素敵でした。

 次に本題、今回の出演している2009年度戦士について。
今回の主要人物の中の長江崚行さんメロディー・チューバックさん
長江さんとメロディーさんは夢に悩み、政府軍の催眠術で夢を拒むようになってしまう、という役どころです。
長江さんはプロのダンサーになるのが夢、メロディーさんはプロの歌手になることが夢。
10年経った今、お二人はまだ夢に向かって走り続けています。
長江さんは今、舞台を中心に活躍しています。
最近のもので言えば、ミュージカル『ヘタリアFINAL LIVE~A World in the Universe~』、ミュージカル『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』、舞台『桃源郷ラビリンス』など、主役を張ることもあり、その実力は確かなものになっていますよね。
メロディーさんは現在歌手として活躍しています。
アルバムを出していたり、数年前にマクロスΔの挿入歌を担当していました。
こうして自分の目標に向かっている二人。
現在の姿をわかっている状態で見ると余計にグッとくる…。
そして今回最年長で重要な役を演じた武田聖夜さん
戦士時代は泣き虫でよくいじられていましたが、その後自衛隊に入隊していたようで。
人を護る側についた、そんな過去を知ると夏イベでの聖夜さんの役どころも違う風に見えてきます。
本人が本人役として出る天てれだからこその見方、という感じですね。

話は少し逸れますが、毎年天てれの最年長戦士はかっこいいっすね…。
最年長だからこその立ち回り、責任、背負ってるものが大きい。
本当に中2か?
ぶっちゃけ私よりしっかりしている。

音楽が届ける夢

この作品はミュージカル調になっており、劇中にMTK(ミュージックテレビくん)が挟まれています。
その中で一番衝撃を受けたのが「夢のチカラ」。
この曲はかなり大事にされており、私もスマホに入れて未だに聴いています。
曲だけでも十分素晴らしいのですが、夏イベ込みで聴くとより一層歌詞に重みが出てきます。
この曲が登場するタイミングは、物語のクライマックス。
長江さんとメロディさんを元に戻そうというところ。
聖夜さんの「夢は絶対諦めちゃダメなんだ」というセリフを合図に音楽が始まるのですが、ぶっちゃけ私はここで泣く。
なんかこの曲ってこのセリフ込みなんじゃないかとさえ感じる。
2番Aメロに崚行とメロディのソロパート。
そして2番サビで二人のパート

どんなにかっこ悪くても どこへも逃げたりはしないさ


二人がみんなの歌で催眠から完全復活する瞬間。
涙腺崩壊するて…。
最後に転調するところがありますが、本当に鳥肌。
反乱軍、政府軍、てれび戦士、MC陣も一緒になって歌う。
これが歌のチカラかぁ、これが夢のチカラかぁ、と。
そして10年後の「天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士 REBORN~」でもこの曲使われたので本当に鳥肌でしたね…。(天ステの記事はこちらから↓)

calculator.hatenablog.jp
カーテンコール時の 「Happy☆Life」も非常に良い。
2009年度の 年間テーマ曲ですが、これも09にふさわしい曲。
子供番組の曲ということもあり、婉曲表現が少なく直接的な表現が多い。
なので歌詞がそのまま刺さる。
劇中で披露された曲、「ダン!ドン!」「MY WINGS」「結の歌」「恋は早い者勝ち(1999年MTK)」「夢のチカラ」「Happy☆Life」
どれも良曲で、このイベントの脚本にばっちりハマっている。
聴いたことのない人は是非聞いてみてください。


 

 

10年経って思ったこと

劇中にもあった

夢を追いかけたところで、結局は失敗に終わって苦しむだけ。ならば、はじめから夢をもたない方が幸せだ」

という話。
今でもそう感じることがあります。
悩むことも減るんじゃないかそう思いますし。
出来ないことをやらされてモチベーションだけが下がっていく。
それって幸せなのか…?
私はそれはそれでつまらなさそうだなと思います。
従順な人類しかいない世界、まさしくAI化した人類のようで。
けどこの世界にはAI化した従順な人類を望む人もいる。
そんな人がいて正解なのだと思います。
そう望む人もいれば望まない人もいる。
人類全員違うベクトルを向いている。
人間の考えはおそらく数学の公式には当てはまらない。
夢を持つも持たないもその人の自由。
でも、どんな小さな夢でもそれは夢。
もし今何か夢がある人がいたら、そう簡単に諦めないでほしいなと思います。
自分が納得するまで追い続けてほしいです。

この作品は、これからの未来を生きる子供たちに夢を与え、夢の大切さを教えるという役目を果たしていて、天てれのメインターゲットである小中学生は勿論、現実と戦い、夢を見ることを忘れかけている大人たちにもしっかり寄り添ってくれている。
本当のところは知らないけども、少なくとも私はそう感じました。
今作はDVDにもなっているので見たことのない人は一度見てみてね!!

因みに天才てれびくんは今も絶賛放送中。
ETVで毎週月曜日~木曜日まで夜6時20分から。
少年少女の活躍をお見逃しなく!!

おわり