電卓の計算記録

とある美術系大学生兼子供番組オタクの何気ない日常

天才てれびくんYOUの最終回がエモの塊だった

どうも、でんたくです。

いつもはEテレネタといえばビットワールドなんですが、今回は姉妹番組である「天才てれびくん」の話です。

先日、天才てれびくんの第6シリーズである「天才てれびくんYOU」(以下YOU)が最終回を迎えました。

このYOUの最終回が個人的最高だったな、と思ったので皆さんに共有したいと思う所存です。

 

そもそもYOUってどんな話

YOUわからない人はとりあえずwiki見て。
3年分の話全部ここに書くのしんどいから。

と、言いたいところなんですが、そこを横着するブロガーは伸びねえぞと偉い人が言ってた(言ってない)ので、めちゃくちゃ簡単にここに書いてみます。

2017年

新番組「天才てれびくんY」の放送中に突然ものが腐る事件が発生。
その原因は「もじ魔獣」という怪物だった。
漢字の精霊「もじもん」と共に生きてきた「もじ守」の子孫と、その仲間たちによる秘密組織「守守団」の団長である立花裕大てれび戦士をスカウトし、もじ魔獣との戦いに挑むことになる。

2018年

もじ魔獣との戦いが始まり一年。人間を激しく憎む闇のもじもん達が活動を始める。
闇のもじもん達は自らを「禍禍団」と名乗り、人類の滅亡を企てていた。
そこからなんやかんやありつつ、禍禍団の首領であるもじもんをもじ魔獣から元に戻すために守守団は最終決戦に挑む。

2019年

禍禍団との戦いを終え平和を取り戻したかに見えた守守団。
しかしもじもんの能力が暴走する「もじ化け」が発生。
もじ化けを引き起こす原因であるモジール王子の暴走を止めるべく、守守団は再び立ち上がる。

 

と、まぁ死ぬほどざっくりする説明をするならこんな感じですね。
重要なシーンとかも省きまくってるのでやっぱりみんなwiki見てくれや…。
wikiってすごいから…。

ja.wikipedia.org

 

今までの天てれとYOU

YOUの話をする前に以前の天てれの話を。

2003年度から始まった「天才てれびくんMAX」は基本的に1年周期でメインドラマの舞台が変わります。(例外はあります)
しかし2011年度から始まった「大!天才てれびくん」(以下大天)からは3年周期でメインドラマの舞台が変わることになります。
これって結構すごいことなんですよね。

ドラマはワンクールで終わるのが大半です。
たまに1年区切りのドラマもあります。有名な例が大河やニチアサの特撮ドラマ。
そんな中、3年見通してのストーリー構成をすることとなった天てれ
しかも天てれって週4放送なんですよね。(うち1日生放送)
それを3年って本当にとんでもない密度なんですよ。
再放送や特別編など本編とは関係ない週もあるものの、3年同じ舞台でドラマが続くんです。

で、天てれファンを驚かせたのが大天の次のシリーズ、2014年度から始まった「Let's天才てれびくん」(以下Let's)
今まで物語の舞台は変われど、てれび戦士は卒業と加入を繰り返して常に先輩戦士と後輩戦士がいる状態でした。
しかしなんとLet'sの初年度は全員新人戦士という大改革。
大天の最終年度に在籍したてれび戦士は全員卒業。
私はこの全卒は大英断だったと思っています。
というのも、Let'sって今までの天てれから見てもかなり異色のシリーズだったんですよね。
大天と比べても全然違ってて。
だからスタッフも含め大改革に踏み切ったのだと思います。

そしてYOU。

YOUは結構Let‘sの色を残したようなシリーズでした。
様々な部分でLet‘sとYOUは似たようなものを感じました。
というか番組フォーマット的なものはほぼ同じです。
そしてそのLet’sとの繋がりを意識せざるを得なかったのが、最終回前日の放送。
実は最終回はスピンオフドラマのようなものだったので、前日の放送がメインストーリーの実質的な最終回でした。
その回で立花団長は守守団を離れ武者修行に出るのですが、財布を落とし清掃員のバイトをすることに。
そのバイト先にいた人が、なんとLet‘sの最終回に登場したアーバンギャルドの松永天馬さん演じる清掃員天馬さん
YOUの(実質的な)最終回にLet’sの最終回に登場した人物が出る、というのに私本当に感動してしまいまして…。
つまりそれは、ずっと別世界だと思っていた2つの世界は実は同じ世界線の話だったというのをそれとなく指し示していることになるんですよ。
公式的に本当はどうかは知りませんが、私的にはLet‘sとYOUは繋がっていた一つの話だと思います。

で、それを踏まえての最終回です。

 

立花裕大の不思議な旅

前述にもあるように、YOUの最終回はスピンオフドラマでした。
立花裕大の不思議な旅」と題して立花団長が守守団を去って1年経ったある日の出来事を描いています。

ストーリー的には、テレ東深夜のドラマのような、世にも奇妙な物語のような、タイトル通り本当に“不思議”な話で、私の脳では到底処理しきれないものでした…。

 

超ざっくりなあらすじ紹介

守守団を去って1年。立花団長はMC Nobodyとして放浪の旅をしていた。
ある日お米を炊こうとしていると、米のもじもんを名乗る不思議な少年“カンナビ”に出会う。
カンナビはてれび戦士のオーディションを受けたいからNHKに連れて行けと言う。
立花裕大はカンナビを車に乗せて渋谷に向かうが一行に辿りつかない。
そんな中2人は、子どもが統治している「ガキ区」や飢餓に苦しむ「キガ区」に迷い込んでしまう。
米を探すために2人はその区を探索することになる…。

 

と、そんな感じのお話です。

このドラマ、天てれが表現できるギリギリのメタフィクションモノだと私は感じました。

ビトワの生放送でよくある「マスーニョそれ最早バカリズムじゃんw」的なメタではなく、奥からじわじわ伝わってくるメタ。

まず、立花裕大を見た通行人が「テレビで見たことある。子どもがファンなんですよ。サインいいですか?」という冒頭のシーン。
本当鳥肌立ちました…。
天てれは勿論テレビ番組だし、番組の中でもテレビの前の視聴者に向けての言葉をかけていたし、何ら不思議なセリフではないんですが、テレビの向こうで見ていた人がこうして守守団を去った立花裕大に直接「テレビで見た」という台詞をぶつけるというのがなんとも言えない…。

次にカンナビのセリフ。
てれび戦士のオーディション受けるためにNHKに行きたい」
これすごくないですか。
YOUは、新しい「天才てれびくんY」という番組が始まったけど世界がピンチになったからその番組に出る予定だったてれび戦士を立花団長がスカウトしに来た、という設定で話が始まるんです。さっきも書いたけど。
1人の少年がてれび戦士のオーディションを受けるというのは物語の外の話なんですよね。
それをはっきりと言ってしまうという。

そして主人公である立花裕大
この物語は立花団長の物語ではなく、立花裕大の物語なんですよね。
天てれに出ていた立花裕大は立花団長だったし、これからいろんな舞台やドラマに出るであろう立花裕大はそれぞれの役の立花裕大だし、まさにMC  Nobody。これから何にでもなれる立花さん。
立花団長が3年間着用していた衣装を渋谷区(=NHK放送センターがある所)の立て看板にかけて去ったシーンがまさにそれを表してましたね。

そのあと、「天才てれびくんYOU」の文字が書かれたカチンコを打って
  終
制作・著作
━━━━━
 ⓃⒽⓀ

 

この終わり方は天才だと思いました。
制作には頭が上がらない。

これはフォロワーさんも言ってたんですが、Let‘sからYOUまで、6年続いた「Lets天才てれびくんYOU」の本当の終わりなんだな、というのがそのシーンでズンと伝わってきました。

1つの番組が終わって、出演者である俳優・立花裕大がこれから新しい活躍をしていくその始まりの物語。

うわーーーーーーーーーエモすぎる。

なんだこれ。

優しくもあり恐ろしい。

こんな終わり方できる番組って本当に天てれだけだと思う。

他の番組では決して味わえないこの感覚。

まぁこのドラマ自体「ナンセンスSF」と脚本家の方も言っておられるので、ここまで考えるのはヒジョーに野暮だというのは重々承知なんですが、3年間この番組を見てきた一視聴者としては色々思う部分がたくさんあったんですよね。

とにかく、私はこの天才てれびくんYOUが思ったよりも好きだったし、終わるのは結構寂しいけど、こうして番組がきっちりけじめをつけてくれたおかげで私はまた前に進めそうです。

俳優立花裕大さん、これから応援していきたいですね。
直近ではミュージカル『刀剣乱舞』に出演されるようです。
立花さんが刀剣男子…。だって顔いいもんな…。
そうそう、言ってなかったですけど立花さんめっちゃ顔いいんですよ。舞台映えする〜〜

 

私はみんなにこのドラマを見てほしい…。

と、なんと…

4月2日18時20分Eテレで再放送するよ!!!
なんならこの月曜から最終章の再放送があるよ!!みんな見ようね!!
この機会を逃すと本当に一生見れないかもしれないからね!

 

これを見て新年度頑張っていきましょ!

 

おわり